一般社団法人 相模原市手をつなぐ育成会法人

会からご挨拶

平成28年 新年度を迎えて
  理事長 佐々木 俊治

 私が理事長に就任して4年になり、皆様のご支援でここまで無事に過ごす事ができ、大変感謝しております。
知的障がい児者に対する福祉を振り返ってみると、育成会が発足した昭和34年当初とは比べ物にならないほど福
祉サービスは充実して参りました。育成会の諸先輩方の活躍もあり、小学校、中学校への特殊学級の開設、陽光園
の開設、養護学校の開校、地域作業所の開所、一時預りホームの開所、生活ホームの開所、移動支援事業、送迎
事業など、その他多くの福祉サービスの向上に育成会は関って参りました。こうした福祉サービスの充実により、近
年は運動体としての活動や要望が少なくなっているのが現状です。もちろん、成年後見制度の充実、相談事業の充
実など、まだやらなければならない課題も残っています。

そうした状況の中、今年は下記の通り全国手をつなぐ育成会連合会全国大会神奈川大会が開催されます。

日程:平成28年7月2日(土)、3日(日)
場所:神奈川県民ホール・ワークピア横浜・メルパルク横浜
大会テーマ:『誕生した大切な命だから 一人ひとり充実した一生を!』

私たちは、誕生した生命の大切さを理解し合い、一人ひとりが充実した一生を送ることができる共生社会の実現を目
指しています。平成28年4月には、「障害者差別解消法」が施行され、全ての障がい者に対する合理的配慮や意思
決定支援への道が大きく拓かれました。そうした時代の流れの中で開催される本大会は、知的障がいのある人、本
人・家族・支援者が共に社会の中でその人らしく生活していけるように・・・という願いが込められています。

今大会で、私は第二分科会『インクルーシブな社会で育つ〜権利条約から読みとく教育・社会参加〜』を担当する事
になりました。今、若い世代の方々には、「インクルーシブ教育」という考え方が取り上げられています。インクルーシ
ブとは、「含んだ、いっさいを入れた、包括的」という意味があるそうです。つまり、障がいがあるからと分けないで、障
がいのある子もない子も共に学ぶ、「みんな一緒」の教育という考え方です。今まで多くの大会で勉強会、講演会が
行われてきましたが、そのほとんどが障がいに関係した方々によるものでした。障がいのある子・人が社会で安心し
て生活するには、やはり一般の方々にいかに理解していただくか、世の中には障がいを持った人も当たり前に生活
できる、「皆同じ人」ですよと理解を求める活動をしていくべきだと思います。
今大会では、こうした若い世代の方々を対象とした分科会や成人後の人生を自立的に暮らす分科会など、各年代に
応じた分科会があります。若い会員の方も、そうでない会員の方もぜひとも参加して頂き、専門家の話しを聞いたり、
他県の方々の意見を聞いたりする中で、次世代へと続く今後の育成会の課題を見出していただくことを期待しており
ます。


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