知的障害児・者が居宅において自立した豊かな日常生活が出来るように、身体介護・家事
援助・移動介護など生活全般にわたる援助を行う。また学校・通所施設等の日中活動の場と 家庭・ケアホーム等の住む場の間を送迎し、障害者の活動の場を広げ、地域で普通の暮らし が出来るように支援を行う。
令和3年度活動計画
(1)目標利用件数
潜在的な需要は多いが、登録ヘルパーが常に不足の状況にある。ヘルパーの募集と育成
に力を入れ、ヘルパーの対応能力を強化する。月間利用件数(平均)は、190〜210件を目標 とする。利用件数拡大を図るより、安全及びサービス向上を重視したサービス提供を行う。
(2)ガイドヘルプ実施
利用者の安全を第一に考えて、あくまでも利用者本位の視点に立ち、個別の情報を収集し
て、十分に理解し、利用者が満足できる楽しい余暇活動を提供出来るように努める。
また、ガイヘル計画、活動内容においてもコーディネート段階で、充分に様々な状況を想定
すると共に利用者の障がい特性等を考慮し、安全・安心に実施しる。
(3)ヘルパーの育成
・ ガイヘル時の事故、利用者の問題等が発生した際には、連絡ノ−トの活用とミーティン
グにより原因と対策の話し合いを持ち、今後に生かすべく情報の共有化をはかり、理解を 深め問題を解決する。研修等により個人的スキルアップを図る。
・ 研修の充実。
・ ヘルパーミーティングの定例化
事例検討の強化から障害の理解、利用者の特性の共通理解に努める。
支援技術の向上をはかり、支援方法の幅を広げる。
報告・連絡・相談を徹底し、ヒヤリハット等を活用し、事前の予見、予測に努め、より良いサ
ービスにつなげる。
(1)外出支援利用者、もみの木ホーム利用者、特別支援学校・特別支援級の通学者、グルー
プホーム利用者、通所施設への通所者等の方々の送迎を年末・年始を除くほぼ毎日行う。
(2)安全運転指導の実施
・毎月の安全指導を強化し、ドライバーに安全運転の徹底を図り、事故のない様に努める。
・送迎ドライバー会議にて、安全運転指導の実施。(毎月最終木曜日)
・ガイヘルドライバーに対する安全運転資料の配布。及び必要に応じてヘルパー会議にて
説明を行う。
・毎月、時節に応じた安全運転資料の配布。
・小さな事故発生時、ヒヤリハット発生時には、早期の問題点の究明と、全ドライバーへの
注意喚起メールの送信を行う。
(3)ドライバー会議の実施(毎月最終木曜日)
・出席者:運行管理責任者・送迎ドライバー
必要に応じて所長、ヘルパー、ガイヘルドライバー、グループホーム職員、理事等。
・内容:安全運転指導、運行計画の確認、運行経路の見直し、利用者サービス面等のチェ
ック、問題点・ヒヤリハット等の報告及び改善策の検討。
(4)利用車両の整備
・法定定期(1年)点検の順守。
・部品の定期交換(管理表による保守)
(5)新型コロナウイルス感染拡大防止策の徹底
新型コロナウイルスが終息するまで、下記の対応を徹底する。
・ドライバーの検温、体調管理の徹底。マスクの着用。
・利用者へのマスク着用の依頼。(可能な限り、マスクの着用をお願いする。)
・車載用プラズマクラスターの使用。
・送迎後の車両消毒の徹底。
・送迎終了後のうがい、手洗いの徹底。
<年間計画>
※ドライバー会議は、毎月月末の木曜日に実施の為、時節に合わせて早めの安全指導を行う。
※車両修理に関しては、随時必要に応じて行う。
令和2年度事業実績
1.利用状況
※令和2年度は、前年度と比較し延利用回数は37.3%減少、延利用回数は、39.2%減少した。。
2.主な活動
(1)事業体制
@利用者数:82名(令和3年3月31日現在)。
A車両7台体制でガイヘルにあたりました。
(2)新型コロナウイルスで外出自粛が要請された影響でガイヘルの利用希望が大幅に減少し
た。ヘルパーの勤務希望も減り、利用希望をお断りする状況が続いている。常勤職員とヘ ルパーの募集に力を入れた。利用が少ないうちに新しい職員を教育して、利用回復に備え る。9月にアベ−テ、11月にフロイデが土曜開所になり、土曜日のガイヘル利用が増加した。
(3)令和2年度は、ガイヘル中に渋滞にはまり、時速20q程度で徐行していたところ、前方の
渋滞に気づかずに接近してきた後続車両に追突される事故が発生した。幸い利用者・ヘル パー共に首のむち打ち症程度の軽傷か無傷で済んだが、使用していた車両は、リアウインド ー及びリアハッチが大破し、廃車となった。
(4)相談支援事業所によるサービス利用計画作成、モニタリングへの電話での参加(継続中)
(5)職員会議・ヘルパー会議の実施
令和2年度は、ドライバーの出来るヘルパーが減少した為、登録ヘルパーの中から1名、福
祉有償運送セダン等・運転者講習を受講した。
・R2/2/13・・・『福祉有償運送セダン等・運転者講習』 1名参加
新型コロナウイルス感染防止のためヘルパー会議の実施は見合わせ、連絡ノートを活用し
た情報交換を行った。
1. 利用状況
※利用者人数は3%減少。新型コロナウイルスの感染拡大による緊急事態宣言が続いた為、通所以外の外
出(ガイヘル)を自粛される利用者が多く、運行回数は13.8%の減少、延利用回数は18.4%減少、走行距離 も22.6%減少した。
2.主な活動
(1)事業体制
@利用者数:89名(令和3年3月31日現在)
A職員体制:事務局:2名(運行管理、車両管理)
送迎ドライバー:5名(内、1名はガイヘルドライバーと兼務)
ガイヘルドライバー:11名
B車両体制:事業所所有車7台
※令和2年11月に1台廃車。令和3年2月に新車購入と同時に1台廃車。
(2)運行管理体制
@毎月最終木曜日に送迎ドライバー会議(出席者:事務局、ドライバー)を開催し、
運行計画をもとに安全面、利用者サービス面等の視点からチェックを行いました。
ま た、事故の発生しやすい箇所、事故の起こりやすい時間等のチェックを実施。
※利用者情報については、毎月のドライバー会議だけでなく、急ぎの内容はメール等で情報共有。
※事故報告は、もみの木Sで発生した事故だけでなく、他事業所の送迎時に発生した事故や通勤途中で発生し
た事故、事業に関係なく近隣で発生した事故等に関しても注意喚起を促す意味で、事故報告を行った。
Aガイヘルドライバーについては、ヘルパー会議がなかった為、文書による注意喚起を随
時行った。
B令和2年度は、もらい事故が2件発生した。幸いどちらも人命に関わるような大きな事故
ではなかったが、1件はガイヘル時、渋滞で徐行走行中に後続車から追突され、車両は 廃車となった。1件は生活道路を走行中の事故(優先道路を走行中、路地から『止まれ』 の標識を無視して突っ込んできた自転車が、車両左後方に接触)であった為、ドライバー 会議にて生活道路を走行中の注意事項の確認と運行経路の見直しを行った。
また、バック時の電柱や駐車車両への接触事故が2件発生。再度バック事故の見直しを
行った。軽微ではあるが、バック事故は毎年発生しており、今後も継続した注意喚起が必 要。
C利用者カンファレンスへの参加。カンファレンスには、基本的には運行管理者1名が参加
したが、必要に応じてドライバーにも参加を依頼した。
D研修への参加
・ R2/10/26・・・『安全運転管理者講習会』 1名参加
E新型コロナウイルス感染症対策の実施。
車両内は十分なソーシャルディスタンスが取れず、密になりやすいことから、新型コロナ
ウイルス感染症対策として、下記の消毒・予防の徹底を行った。
・ドライバー出勤前の検温の実地。
・送迎前後の車内外の消毒・除菌の実施。
・利用者引き渡し時の職員への体調確認・
・マスクの着用。(ドライバーだけでなく、マスク着用が可能な利用者には、出来る限りマス
クを着用するよう声かけを行った。)
・送迎後の手洗い・うがいの徹底。
・家族等が発熱時の出勤の停止。
・車載用プラズマクラスターの設置。
(3)運行状況
@朝送迎は、ケアホームの入居者を中心に、保護者が止むを得ない状況で送迎できない
方、もみの木ホームの宿泊利用者を対象に行いました。
A夕送迎は、送迎を行っていない通所施設、特別支援学校等から自宅、もみの木ホーム、
ケアホーム(フロイデ、アベーテ、ストロベリーハイツ等)への送迎を行いました。
(4)利用車両の整備点検
@法定定期点検(1年)の遵守。
A部品の定期交換。(管理表による保守)
SW1台(減価償却終了)が、大規模な修理が必要となり、金額も高額であった為、下取り
してもらい、新車を購入した。
B新車購入(トヨタ・ノア)
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